買取専門店はなぜ高く買い取れるのか

買取専門店はディーラーの下取りに比べてなぜ高く買い取れるか?

その理由として、買い取った車をどうするかという違いがあります。

買取専門店は買い取った車を中古車として販売するルートが確立しているため、高く買い取ることができます。
海外に輸出したり店頭で直接販売したりと、販売ルートを多く持っているから高く買っても利益を出せるのです。
オプションパーツの評価も妥当な額を上乗せしてくれることもありますので、やはり餅は餅屋、買取は専門店にということなのです。

しかしディーラーは新車販売がメインなので下取りしてもそれほど多くの販売ルートがあるわけではなく、専門店のような高い買取をしても損をしてしまうことがあるため、安全策で安くしか買い取れないのです。
ディーラーは下取りした車を業者間のオートオークションにそのまま流して換金するだけだったりします。
ですので下取り額はそれより安くしないといけないわけです。

業者間オークションで仕入れているのは主として中古車屋なので、安い順に並べると、

下取り額 < 業者間オークション価格 < 店頭販売価格

となります。

買取専門業者のポジションは中古車屋に近いので、店頭販売価格より少し安ければよいので、こうなります。

下取り額 < 買取専門店価格 < 店頭販売価格

買取専門店も業者間オークションに車を流すことがありますが直接店舗で販売することもあり、下取り額より高く買い取れます。

商用車専門店やスポーツカー専門店、軽自動車専門店などの専門ショップを考えると、直接仕入れが一番高く買い取れるのです。

買取専門店は店舗での直販ルートもあるなど中古車専門店の直接仕入れに近いポジションにあり、ディーラーより優位性があるため、下取りよりずっと高く買い取れるわけです。

オプションでつけたカーナビ・エアロ・アルミホイールなどの違いを評価できるノウハウも当然あるわけですから、下取りより有利なのです。

■買取専門店のほうが高く売るには有利なことはわかった。それではガリバーやアップルに行けばよいのか?

そのとおりですが、ただし、1店舗だけにふらりと立ち寄って査定額を聞いてくるだけでは不十分です。

なぜなら、競合させていないから足元を見られてしまうことがよくあるからです。

買い取り業者も商売ですし、お客様は次から次へと来店されるので、競合他社が無い場合には低めの額を伝えられることになります。
低めの査定で買えればラッキーというスタンスが基本です。

そこをなんとか、○○万円になりませんか、と言うだけではなかなか金額を上げてもらえないのです。

本当はもっと高く買える場合でも、これが限界ですと言われてしまうでしょう。

高い金額を提示する理由を作らなければ高く売れません。高く買ってよ、とお願いするだけではダメなのです。

逆に言えば高い金額を提示する理由があればいいのです。その理由として最適なのは他社の査定額を提示することです。

したがって高く買ってもらう対策としては競合させて値段をオークションのように上げていくようにすれば良いのです。

ただし、自力で競合させるには競合他社を何店舗も回って、

「ガリバーは○○万円だったので、それ以上でなければ売らない。」

などと、競争をさせる努力を自力でしなければなりません。時間をかけてそれをやってもせいぜい数店舗回ると疲れてきて、もういいや、と売ってしまうことにもなりかねません。

その点で有利なのは、やはり自宅に何社も出張査定に来てもらう一括査定サイトを利用することがおすすめです。

買い取り専門店から査定の営業マンが次々に来てくれるので、自分で車を持ち込む手間が省け、自宅に居ながらにして競合させ、一番高いところへ売ることができます。

まるでリアルなオークションをしているようなものですね。

単純に一番高く言ってきた業者に売るだけでいいのですから、自力で何店舗も回る労力を考えたら、とても楽です。

それに、店舗まで来る客と、営業マンが訪問する客とでは、業者の労力が全然違います。

お客が店舗に来るということはお客さんの時間を使っていますが、訪問では業者(営業マン)の時間を使っているからです。

それだけでも無駄足になってしまうのは避けたいという事情が生まれますので、できるだけ買い取ろうとします。

それが何店舗も来て競合になるわけですから、一括査定サイトを利用するほうが有利です。

一括査定サイトなら、1度で最大9社~10社(9~10店舗)の査定を受けられます。

競うように出張査定のアポイント電話がかかってきますので、同じ日に時間をずらして訪問させるようにして一番高いところに売ることができます。

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