中古車をできるだけ安く購入したい場合、いくつかの狙い方、ポイントがあります。
■乗り換えの場合は、今の車を高く売却する
やはり、今の車を売って購入資金を作れれば、それだけ安く買えたことになります。下取りよりも車の買取専門店に売却する方が一般的に高く売れる傾向があります。ネットで複数の店舗に一括して買取査定の依頼が出せる一括査定サイトを利用することで、各店舗の間で競合になり、高額査定が引き出しやすくなります。
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■値引き交渉
購入前の値引き交渉は、複数の車種を候補にして、それぞれの見積もりを取得して競合を作り出す手法がおすすめです。本当に欲しい車種のライバル車種を何台かピックアップし、それぞれの見積もりを取得して、本命の車を販売店に安くしてもらえるように交渉する方法です。対抗車種がこれだけ安いので、あと○○円安ければ、こちらを買うかもしれない・・・というような交渉をすすめてみて下さい。
■スペックや色を妥協する
・車体の色を妥協する
白・黒・シルバーはどの車種でも人気があり、価格も高騰する傾向が強いです。逆に言えば、それらの人気色を避ければ、価格も安い傾向があります。
・グレードを妥協する
最上級グレードは玉数も少なく、希少価値で高額になってしまいます。最低グレードは当然安いですが、必要な装備が付いていない場合がありますので、必要な装備が付いているグレードにします。たとえば下から2番目、3番目くらいのグレードで妥協することで、安く購入ができます。
・カーナビやオーディオを妥協する
メーカー純正ナビが付いている車種は人気があり、高騰する傾向があります。カーナビは社外品でダッシュボードの上に付けるタイプのものでも機能は十分なものがあり、価格も安く購入できます。また、オーディオも妥協することで価格は下がります。
・走行距離が多目の物件にする
走行距離が多いと劇的に価格は安くなります。年間1万キロ前後の走行距離が標準的ですが、短期間で10万キロ前後走っている場合は、安く購入ができる買い得物件が見つかる場合があります。記録簿などをよく見てメンテナンス状況を調べてみて下さい。メンテナンスさえしっかりしていれば格安でそこそこ程度の良い物件が見つかる場合があります。
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・修復歴あり
修復歴がありだとかなり安くなっていることがあります。しっかり修理されているなら走行に支障が無い場合もあり、一概に修復歴車がダメというわけではありません。ただし、フレームの修正が不完全な車やフロント部分の大破した車は避けた方がよいでしょう。後部から追突された修復歴車で、きちんと修理されていればさほど問題ない物件も中にはあります。修復歴車は保証外になりますので、長期保証が付けられないことにも注意が必要です。修復歴のある車には相応のリスクが伴いますので、最悪の場合は故障したら廃車するくらいの覚悟が必要ですが、割り切れるならかなり安く購入できる可能性があります。
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