中古車の個人売買のメリットとは

個人売買はリスクがあるとよく言われますが、個人売買のメリットにはどんなものがあるのでしょうか。

・売る側は高く売れる
業者の利益が乗らない分、売る側は買取店に売るよりも高い金額、中古車販売店の店頭販売価格に近い金額で売れることがあります。
中古車業者による中古車販売までの流れでは、買取った車は業者間オークションで売却しますので、まずここで買取業者の利益が乗ります。
さらに業者間オークションで仕入れた中古車販売店は、仕入れた価格に利益を上乗せして販売しますので、ここでもまた中古車販売店の利益が乗ります。
個人売買ではこれらの業者の利益が不要なので、売る側は買取に出すより高く売れることになります。

・買う側は安く買える
売る側のメリットと同様に買う側にもメリットがあります。業者の利益がかからない分、買う側にとっては安く買えることになります。中古車店の相場より安く買えるメリットがあります。個人売買なので、名義変更や納車などの手数料がかからないので、その分も安く買えることになります。

・消費税がいらない
消費税がかからないので、消費税分を分け合い、お互いのメリットとして折半できます。100万円の車の場合消費税が8%なら8万円、10%なら10万円もあるのでそれなりに大きなメリットになります。

・改造車や希少車種をマニア同士で売買できる
改造車専門店や希少車種の専門店もあるにはありますが、自分の地域にはなかったり遠かったりで仲介を頼めない場合でも、個人間売買なら直接、車の価値のわかるマニアに買ってもらえます。車好き同士なら、その車の価値がわかっているので納得の価格で折り合いがつく可能性が高いです。希少な車の希少なパーツなどの価値がわかる人にとっては個人売買はうってつけの売買方法になります。

・前オーナーの人柄がわかる
前オーナーの車の扱い方がわかるというのは実は大きなメリットになります。特に、車を乱暴に扱っていない人だとわかればそれ以上の安心は無いといえます。前オーナーが車を大事にしていたことがわかれば、個人売買のリスクよりメリットが勝つ場合もあるでしょう。
たとえば前オーナーが年配の紳士だったり、大人しいやさしそうで綺麗好きな女性だったりすると、外装も内装も綺麗で車の状態も良い場合が多いです。
新車で買って、一人のオーナーで走行距離も短めで、整備もディーラーできちんとしていたり、車検もディーラーだったりすると、いわば過剰なほどに整備をされていて車の状態は非常に良かったりします。休日の洗車が趣味のような人もいますので、そういう前オーナーの車なら、ハズレを引く可能性は低くなります。
この、前オーナーの人柄は、中古車業者が間に入るとわからなくなりますので、前オーナーが温厚な車を大事にしてきた人か、乱暴に車を扱うような人かがわからなくなります。
ただしネットオークションなどでは落札してからオーナーと会うので、代理出品などの場合は要注意です。出品者の商品説明をよく読んで、また出品履歴などから人柄を推測するしかありませんが、気になるなら質問欄でどんな人なのかわかるような質問をしてみてもいいかもしれません。
一番確実なのは友人知人やその紹介で、人柄がわかる範囲の個人売買なら安心といえるのではないでしょうか。

リスクのある個人売買ですが、メリットとしては以上のような安く買える、高く売れる、消費税がいらない、前オーナーがわかる、といったところがあげられます。

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