国内外での自動運転車の開発状況

交通事故を大幅に減らせるとされる自動運転技術は、多数のメーカーやベンチャー企業、大手IT企業、大学等の参加で2020年ころをめどに量産が可能になりそうな趨勢になっています。
これまでに発表されている国内外での自動運転車の開発状況についてまとめました。

アウディ 
グーグルに次いでネバダ州での公道テストの許可を得てスタンフォード大学と共同でロボットカーを使った研究開発を行っています。

フォルクスワーゲン
時速128km/h(80マイル)以下で運転者がハンドル操作をすることなく自動運転できる車が開発されています。長時間の高速道路での運転の負担を軽減できそうです。
フォルクスワーゲンのシステムはレーンアシスト、スピードトラッキングの機能を位置情報、周囲の車両情報を複数のセンサーを利用して検知しています。運転者は万一のために常に監視している必要がありますが、ハンドル操作をする必要が無いということです。
また、自動的に駐車するシステムをすでに量産レベルで開発済となっています。

ダイムラー
ドイツ国内で公道テストを行い、100km以上の距離を自動運転車が走破できました。センサーを使い、道路標識や歩行者を認識して安全な走行を実現しました。

ZMP
日本のベンチャー企業で、インテルが出資したことで話題となりました。アイサンテクノロジーと名古屋大学と共同で公道実験を実施しています。自分の位置を推定する技術やステレオカメラを使った画像認識技術を組み合わせて自動運転を研究開発しています。アイサンテクノロジー社は三次元地図と位置の正確な測定技術に秀でており、走行中に建物や道路の状態・標識・ガードレール・路面の文字などの把握が高精度でできる技術があります。

BMW
5シリーズをベース車として、レーダー、センサー、カメラを利用したセンシング技術を使って高速道路での自動運転を開発しました。すでに5000kmを超える自動運転のテストに成功しています。

ルノー
日産と共同で燃料電池システムや自動運転車の開発をしています。

オランダ
無人のシャトルバスをルート運行し、24km/h程度の低速で運行する公共交通を開発中。スマートフォンでの呼び出しが可能で、タクシーのように呼んでバスのようにルートを走行するというもの。

ゼネラルモーターズ
スーパークルーズという高速道路限定の自動運転技術を開発しました。レーダー・超音波センサー・カメラ・GPS地図などを使用して障害物や現在地を検知して速度や車間距離を制御し、車線を維持することが可能になっています。

トヨタ
自動運転車をエレクトロニクスショーで発表はしましたが、予防的な安全技術への応用が主目的であるとして、自動運転車の実現化には否定的な見解を取っています。

日産
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スバル
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