人が運転しないでも目的地に着く自動運転車の実用化は2020年ころをめどに発売予定のメーカーが多くあります。
交通事故を減らすために非常に効果があるとされていますが、その他のメリットはどんなものがあるでしょうか。
・交通事故の減少
自動運転が実現すると交通事故を大幅に減らせることが期待されています。交通事故の9割が人間のミスによるものですので、ほぼミスをしないシステムを開発できれば、ほぼ事故をなくすことが出来ることになります。人間の反射神経や動作のスピードには限界がありますが、自動運転システムのセンサー類によって一瞬で各種の危険性を検知して回避操作ができますので事故の確率を大幅に下げられます。
・ドライバー不足の解消
少子化によりバスやトラックの運転手が不足することが懸念されていますが、自動運転によりドライバー不足を解消できます。
・危険な場所での無人運転
鉱山や建設現場、軍事目的などで無人化することができ、危険区域での作業効率がよくなります。
・道路の効率的な利用
反応速度が人間より速く正確なので車間距離を詰めて走れます。そのため、道路上により多くの車が通行できるようになります。また、高速道路などでの速度も、最高速度の制限を撤廃し、よりスピーディーな高速移動ができることになります。これらの効果により、道路の交通量が大幅に増やせます。
・乗車できる人間に制限が不要になる
運転者が不要なので免許を持っていない人ばかりでも乗れます。高齢者や子供、障害者や飲酒後の人でも乗ることができます。
・行き先での近場の駐車場の確保が不要になる
目的地で人が降りた後、駐車場が近くに無くても、遠く離れた駐車場に自動運転で移動でき、また帰りには呼び寄せることが出来ます。
・運転者が不要のため、他の人が利用できる
今までは運転者が降りてしまうと、車が無人になり、移動できなくなっていましたが、自動運転なので他の人が利用でき、無人タクシーのような使い方ができます。このため、自家用車を他人にシェアして料金や燃料代を払ってもらうようなことも、法整備が整えば出来るようになるかもしれません。
・自動車保険が不要か安くできる
事故が大幅に減らせるので、保険料が非常に安くでき、または不要になります。
まだまだメリットはありそうですが、おおむね上記のようなメリットが考えられます。自動運転による事故の減少はもちろん最大のメリットですが、駐車場が遠くてもよかったりと、いろいろ削減ができるメリットが考えられます。
