メーカー公表値ではない実燃費の計り方

人気のエコカーであるアクアやプリウスはメーカーの公表している燃費が37km/L~という低燃費ですが、実際にそんなに低燃費なのでしょうか。実際はおよそ公表値の6割~8割程度におさまることが多いです。これはなぜかというと、公道を走ると信号があったり渋滞していたり、また坂道が多かったりすると燃費は悪化するからです。

メーカーの公表する燃費に近いときもありますが、大抵は公表値ほどの数値になりません。特に坂道の多い土地にお住まいならメーカーのいう燃費の6割程度になってしまうことが多いようです。

では、実燃費はどのように計ればよいのでしょうか。

■実燃費の計り方

満タン法という方法があります。

1.セルフサービスの給油所で給油口から液面が見えるまで満タンに給油します。このとき、燃料が給油口からこぼれないように注意してください。液面が見えていれば大丈夫なので、その液面のレベルを覚えておきます。ここで走行距離メーターをチェックしておきます。次回の給油までに何km走ったかを計るためです。あるいはトリップメーターとオドメーターの切り替えをできれば、トリップメーターにして、リセットで0にしておきます。

2.燃料がある程度減るまで日常の走行をします。ガス欠に注意して下さい。減り方はある程度なら適当なところで大丈夫なのでまた給油をして満タンにします。そのときに給油した量を見ます。

3.前回の給油したときからの走行距離を給油した燃料の量で割り算します。

たとえば、走行距離が300kmで、燃料の給油量が30Lなら300km÷30L=10km/Lとなり、燃費は10km/Lとなります。

■燃費の悪化する要素

・坂道
坂道が多い土地であれば、上り坂で燃費が悪くなります。

・エアコン
エアコンを使用すると負荷がかかり、燃費が悪くなります。

・急加速
エンジンの回転を無駄に上げる急加速を繰り返すと燃費が悪くなります。

・長時間のアイドリング
渋滞や信号待ちなどでアイドリング状態が続くと燃費が悪くなります。

・短距離の移動を繰り返す
始動してから短距離しか走らずにエンジンを止めると燃費が悪くなります。

・乗車人数が多い、荷物がたくさん積んである
重い荷物や人の人数が多ければそれだけ燃費が悪くなります。

これらの要素で燃費は悪くなります。

インターネットの口コミサイトなどで車種ごとに実燃費の報告が多数、寄せられています。同じ車種でありながら、実燃費は本当にばらつきがあり、燃費の非常にいい人もいれば、非常に悪い人もいます。上記のような要素が影響して燃費が悪化していることがありますので、燃費を良くする運転を心がけるようにすれば、燃費が改善することはよくあります。

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