トヨタのインテリジェントクリアランスソナーと関連機能

トヨタは予防安全技術をいくつか開発してオプションで提供中ですが、超音波センサーを使ったインテリジェントクリアランスソナーとドライブスタートコントロールという機能によってアクセルの踏み間違いやシフトの入れ間違いによる衝突を軽減するシステムを提供しています。

■クリアランスソナー・バックソナー

車の前後に4箇所ずつ計8個の超音波ソナー(センサー)を設置し、障害物との距離を検知するシステムです。駐車場など低速(時速10km/h以下)での走行時に障害物への接近を検知すると、音とメーター内の表示で警告を発します。オプションのHDDナビの搭載車はナビの画面に表示し、音声で接近を知らせます。
・搭載車種:プリウス・エスティマ・マークX・アルファード・クラウン・ハリアー・ランドクルーザーなど

■インテリジェントクリアランスソナー

アクセルとブレーキの踏み間違いやアクセルの踏みすぎで起こる事故を防止し、衝突被害の低減を目指すシステムです。低速での運転時に障害物の接近を音と表示で知らせるクリアランスソナーの機能に加えて、障害物への衝突を防ぐ機能を追加したものです。発進時にエンジンの出力を抑制し、アクセルを強く踏んだ状態を維持している場合などは自動的にブレーキをかけて衝突を防ぎます。コンビニの駐車場などでのアクセルの踏みすぎによる急加速や衝突を防ぎます。
・搭載車種:プリウス・クラウン・アルファード・ハリアーなど

■ドライブスタートコントロール

発進時のシフト操作ミスを判断し、急発進・急加速を抑制するシステムです。アクセルを強く踏んだ状態でRとDのシフトを入れ替えたりといったパニック的な動作を検知すると表示で注意を促し、エンジン出力を抑制して急加速を予防します。
・搭載車種:アクア・プリウス・クラウン・アルファード・ヴォクシー・ノア・ハリアーなど

■まとめ

トヨタの願いとしているのは、交通事故死傷者ゼロを目指すことです。様々な事故に備える衝突回避を支援するシステムを開発し、実際に起こった事故を分析して事故の起こりやすい状況をカバーする機能をパッケージにして提供しています。

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