中古車のデメリットとは

中古車にはメリットがたくさんありますが、ここではあえてデメリットについて考えて見ましょう。

・保障期間が短いことが多い
新車なら5年または10万キロの保証が標準で付いていることが多いですが、中古車にはそこまでの保証は望めません。販売店によっては有料で1~3年の長期保証を付けられることがありますが、店舗によっては長期保証を扱っていないこともあり、その場合は3ヶ月程度の保証しか付いていないことが多くなります。

・コンディションが車ごとにまったく違う
新車なら保証も付いていますし、新品なので品質は最高の状態です。中古車は前オーナーによって品質が大きく左右され、手荒に扱われていた車は内装や外装の傷や凹みが多かったり、エンジンやミッションの状態が劣化していることがあります。ペットを乗せていたりタバコを吸っていたりするとシートが汚れていたりコゲ穴が開いていたり、染み付いた臭いが取れないこともあります。

これらのコンディションの違いがあるため、家電のネット通販のように見ないで買うということは避けたいところです。できるだけ現車を直接確認してみた方が良く、見ないで買うのはリスクが大きすぎるので中古車選びには非常に手間がかかります。1台1台がまったく違うということが中古車選びには時間と手間がかかるというデメリットとなっています。

また、走行距離によってはタイミングベルトのような重要な部品の交換時期が近かったり、バッテリーやタイヤやオイル類の経年劣化による部品交換コストが次々にかかるというタイミングに買ってしまうことがあります。これは新車で買ってもいずれは交換時期が来ますが、中古車では隠れた部品の劣化による交換タイミングが次々に起きるという可能性があることもデメリットになります。

タイミングによってはあっちもこっちも故障し始めたりするので、まるでハズレを引いたような気分になることがあります。それはたまたま交換や故障のタイミングが重なっただけなのですが、損をした気分になることもあるので、そのようなタイミングで買ってしまうということがありうることがリスクとなります。

しかし、このような故障に対応できる保険型の長期保証制度が最近は充実しているので、あらかじめ保険のつもりで有料の長期保証制度をに加入しておくことで、無制限に保証が受けられるので、必要なコストと割り切って有料の保証を利用するという手もあります。
※関連記事⇒「ペットやタバコの臭いは車査定の減点材料になるか?」、「保証に加入すれば中古車でも安心して乗り続けられます

・オプションやボディカラーが思い通りにならないことがある
新車なら色もオプションも思い通りに注文できますが、中古車は、色は良くても希望のオプションが付いていなかったり、希望のオプションが付いていてもボディカラーが希望と違うということがよくあります。どちらかを妥協するか、希望どおりのものを探し続けるしかありません。

この、グレードやオプションが希望通りの組み合わせになりにくい点が中古車のデメリットになります。特にメーカーオプションの後付けはできないので、付いている中古車を探すしかなく、付いていても走行距離が長かったり、グレードが希望と違うなどの妥協を強いられることがよくあります。

・人気車種は価格が高め
中古車でも人気車種では、需要が多く、あまり割安感が無いことがよくあります。ボーナス時期や春先の需要増の時期などは値上がり傾向も強くなり、価格での妥協を強いられることもあります。

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