相場より安い中古車を買っても大丈夫か判断するには?

中古車を探しているとき、非常に安い車を見かけることがあります。中古車には掘り出し物というものは基本的に無いです。安い車にはそれなりに安い理由というものがあります。

■安い理由1:多走行

走行距離が10万キロを超えるなどの多走行の車はとても安い価格で売られることが多くなります。人気のハイブリッド車は別として、一般の車両では10万キロを超えると価格が大きく下がります。多走行車であっても特に故障しているわけではないのであれば、安く買えるので狙ってみても悪くないでしょう。タイミングベルトの交換履歴があればなお良いので、記録簿を確認しましょう。

■安い理由2:修復歴あり

多走行と並んで、価格が安くなる理由のひとつに修復歴があげられます。修復歴の定義としては、骨格の9つの部分を交換・修正している車ということになります。この9つのフレームにダメージがあり、修復をしていれば修復歴ありとなります。修復暦は有ってもきちんと修理されていれば走行に支障が無い場合があります。そのような修理が上手くいっている車なら、保証なしですが安く購入できるので狙う手もあります。ただし、長期保証などが付けられなくなりますので、もし故障などがあった場合には自腹で直すしかないということを考えておく必要はあります。

■安い理由3:無保証

現在多いのは中古車であっても1年保証・走行距離無制限保証などです。しかし修復歴ありだったり、多走行だったりすると、保障期間は3ヶ月程度に縮小され、走行距離も限定されるなどすることがあります。走行距離がある程度短くて修復歴が無い場合は有料で長期保証を付けられる場合があり、無保証というのは危険なので保証の無い理由を納得するまで聞き出すべきだと言えます。保証ができないというのは何かわけありだったりしますので、安くても手を出さない方が安全です。

■安い理由4:改造車

改造を施した車は、改造の内容によって両極端になります。ブランドの価値があるチューニングカーの場合は価格はむしろ高くなりますが、個人的な改造を施した車は安くなってしまう場合もあります。個人的な改造車は好みが分かれるためです。しかし、オリジナルのパーツが保管されていて添付されていれば別です。

これらの理由で安い車というものがあり、安い理由によっては買っても問題ないものがあります。単純な多走行車やきちんと直してある修復暦車は買いの場合もありますが、無保証などの場合は買わないほうが良い物件もあります。よく安い理由を吟味して購入の判断をすべきだといえます。

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