車の構造についてあまり知らなくても出来るメンテナンスの方法を少し知っておくことで、車の寿命を延ばすことが出来ます。
メンテナンスを怠らなければ売却のときにも高く売ることができます。
■エンジンオイル
エンジンの横を見ると、油のマークのついた引き抜けるようになっている部分があります。それをオイルゲージと呼びます。オイルゲージを引き抜くと、長い金属の棒になっていて、先端部分がオイルで汚れているので、いらない雑巾などでオイルをふき取り、オイルゲージをきれいにして中に戻します。そして二度目に引き抜くと、先端部分のオイルレベルの上限と下限を示すギザギザした模様の部分にオイルが付着しています。そのオイルの付着した部分がオイルレベルの上限と下限の間にあればオイルの量は問題ありません。まったく付着しない場合はオイルが少ないということになります。もし、最低レベルよりオイル量が少ない場合は補充する必要があります。オイルを補充してもまたすぐに不足するようであれば、オイル漏れがある可能性が高いです。オイル漏れは早期に発見して直しておかなければエンジンが傷みます。オイル漏れがある場合は早急に修理するようにしましょう。
■タイヤ
空気圧が適正な状態を維持するようにします。空気圧の調べ方は、ガソリンスタンドなどでチェックしてもらうときに車を降りて見学するとすぐに自分で出来るようになります。
タイヤの表面をチェックして、タイヤの溝が減っていないかを調べます。溝のパターンが消えそうになっていたらタイヤを早めに交換するべき時期です。
タイヤの溝が1.6ミリを下回ると、スリップサインが現れます。スリップサインが現れたら、できるだけ早めにタイヤを交換したほうが良いです。
すり減ったタイヤでそのまま走行すると制動距離が伸びたりして危険性が高くなります。
■バッテリー
メンテナンスフリーのバッテリーでは何もすることはないのですが、普通のバッテリーの場合は、バッテリー補充液を時々補充しておけば長持ちします。
電装品を車内で多数取り付けているとバッテリーに負荷がかかり、消耗しやすくなります。
およそ2年で交換時期になりますので、定期的に交換するものと割り切って早めに交換してしまうのも良いでしょう。
■ライト
ライトも消耗品なので交換時期が来ます。ライトの玉切れをしたまま走ると違反になりますし、危険なのでチェックは怠らないようにしましょう。給油のときなどにチェックする習慣をつけると良いでしょう。チェックするのはヘッドライトだけではなく、ウインカー、ブレーキランプ、テールライトなどすべて点灯することを確認するようにします。