車を売るなら、ベストなタイミングはいつか?

愛車を売却するのにベストなタイミングはいつになるのでしょうか。関連記事「車を売るなら、いつが良いか?」では価格が高騰する時期(2月・8月)を中心に解説しましたが、こちらの記事ではモデルチェンジと走行距離について解説したいと思います。

■モデルチェンジ前

車のモデルチェンジがあると、旧型になるので査定額が大幅に下がることが多くなります。国産車の場合、5~6年おきにモデルチェンジすることが多いので、そのタイミングが近くなったら早めに売却を検討し始めることが有効です。

今の愛車に不満が無く、売却を考えていないのなら無理に売ることはもちろんありませんが、買い替えを検討しているときに前回のモデルチェンジから5年程度過ぎていたら早めに決断して行動に出たほうが良いということになります。

モデルチェンジの情報はなかなか事前に知ることは困難です。関連記事「車を売るなら、いつが良いか?」でも書きましたがネットや雑誌を調べてモデルチェンジを知ったとしても、それを知るのはあなただけではなく、業界全体も知るので買取り店も知ることになります。

情報が知れ渡ってしまうと、正式発表前であっても査定額が下がってしまうので、ギリギリまで待つのは得策ではありません。

前回のモデルチェンジから数年経っていれば、いつ発表されてもおかしくないと考えて、早めに売却を検討することが結果的にお得になります。

車種にもよりますが、発表後は数万円から10万円程度も値下がりすることがあります。買取り業者側も値下がりするリスクを考えて、安全策で安めの提示をしてきますので高く売るのが難しくなります。
なので、モデルチェンジが近そうだと思ったら早めに売却をしたほうが良いということになります。

■走行距離

当然ですが走行距離は多くなるほど査定は下がることになります。車の買い替えを検討しているなら、走行距離が5万キロ、10万キロをそれぞれ超えないようにタイミングを考えることが重要になります。つまり4万キロ台と5万キロ台、9万キロ台と10万キロ台では査定額に差がつきやすいということです。

中古車を購入するユーザーとしては10万キロは車を乗りつぶした状態という先入観もあって、その半分の5万キロというところでまだ半分残っているという感覚があるわけです。実際は10万キロ以上でもまだ整備しながら長く乗れるものなのですが、一般の感覚として5万キロ、10万キロで取捨選択しているとも言えます。

さらに仕入れる側の中古車販売店にもこの数字は影響していて、やはりどうしても5万キロ、10万キロというのがひとつの区切りになっています。

これは業者がオートオークションの下見をする際に、ネット検索で出品車両の走行距離を絞り込めることも影響しています。

オートオークションのネットサービスでは、仕入れる予定の車種の走行距離を2万キロまでとか5万キロまでのように範囲を指定して検索できるのです。そしてピックアップした車両を下見して、仕入れたいかどうかを検討していきます。なので、5万キロまでとした場合、検索されるのは5万キロ以下の車だけということになり、5万キロを超えていると仕入れ対象からもれてしまうことになります。

同様に10万キロまでに絞り込むと10万キロを超えた車は対象外になります。

どうしても切れの良い数字というところで5万、10万キロというのが境界線になることが多くなります。4万キロと6万キロでは仕入れ対象にされる可能性が大きく違ってくるというわけです。なので、もし4万キロ台の車のオーナーとして売ることを考えているなら、5万キロにならないうちに売却をした方が良いということです。

また、走行距離がのびてくると、タイミングベルトなどの交換時期が次々と来るため、メンテナンス費用もかかります。これらの経験からも5万キロ超というのが買取り価格も販売価格も一段下がる原因となっています。

2月・8月という時期的な買取の高騰する要因とあわせて、走行距離やモデルチェンジ発表前という要素を併せて愛車の売却を検討されることをおすすめします。

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