純正オプションと社外オプションの違いと査定への影響

車の装備のうち、標準装備以外のもの、ユーザーのお好みで取り付けられる装備をオプションと呼びます。オプションには新車購入時に注文し、メーカーの生産ラインでないと取り付けできないメーカーオプションと、ディーラーで取り付けが可能なディーラーオプションがあります。これら二つのオプションを純正オプションと呼びます。

純正オプションのほかに、いつでも取り付けが可能な社外オプションがあり、カー用品店などで購入し取り付けます。

メーカーオプションは取り付けに手間がかかり製造のタイミングでないと取り付けられないものです。車を購入したら後から取り付けることが出来ないため、メーカーオプションが最も希少価値が高く高額査定につながります。

次いでディーラーオプションの評価が高く、社外オプションについてはあまり評価されないことが多くなります。ただし社外オプションでもメーカーのレース仕様などに正式採用されているパーツメーカーなどのものはプラスに査定される場合もあります。

・メーカーオプションの例
サンルーフ、電動スライドドア、リミテッドスリップデフ、追加エアバッグ、セキュリティシステム、オプションのヘッドライト、本革シートなど

・ディーラーオプションの例
サンバイザー、フロアマット、純正アルミホイール、純正オーディオ、純正エアロパーツなど

・社外オプションの例
アルミホイール、オーディオ、エアロパーツなど純正オプションではないもの

社外オプションを取り付ける際の注意点は、純正パーツを交換したときに捨てないことです。社外オプションはユーザーの好みの違いもあるので査定が下がるものもあります。その場合には純正パーツに戻すことで査定が戻ることもありますので、純正パーツは必ず保存しておくようにすることをおすすめします。

また、純正オプションでも、どんなに希少価値があっても故障したり古くなってしまうと査定が下がってしまうことがあります。また、取り付けた費用を回収できるほどの高額査定につながるものではないので過度の期待はしないでおきましょう。

査定にプラスになるオプション等については関連記事「車の買取査定でプラスになる項目」をご覧下さい。

■社外オプションは取り外して別途オークションで売るという手も

社外オプションから純正パーツに戻すことでマイナス査定をまぬがれた場合は社外オプションが手元に残ります。プラス査定になった場合でも金額が微々たるものであった場合の対処法として、社外オプションを取り外してネットオークションに出品して個人的に売買する方が結果的に多くの資金を回収できる場合があります。

また、純正以外の社外品のカーナビなどはプラス査定になりにくく、カーナビは進化の早い商品なので、古くなってしまうと価値が急激に下がります。地図データが古いような場合はマイナスになる場合もあり、やはり取り外してオークションで売った方がお金になる場合があります。

社外オプションであっても、取り付けがきれいで手入れも行き届いていれば、カスタムカー専門店による買取査定ではプラス査定の対象になることがあります。そのような専門店の査定を受けるには、ネット上で複数の買取専門店に査定申し込みができる一括査定サイトの利用が高額査定の可能性を高めてくれるのでおすすめです。

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