軽自動車は人気があって高く売れます

軽自動車は新車でも中古車でも非常に人気があってよく売れます。人気の理由は、維持費の安さに加えて、さまざまなニーズにこたえる豊富な車種のラインナップがあることも理由でしょう。

また、軽自動車でも内装の質感が普通車に引けを取らないほど良いことです。車種とグレードによっては車内の広さも普通車なみにあり、高級感ある内装によって、標準グレードの普通車よりも快適といえるほどだったりします。

維持費の安さをコンパクトカーと比較してみると、低燃費については実走行でリッター15~20キロ前後とコンパクトカー以上の低燃費で、むしろライバルはコンパクトカーではなくハイブリッドカーだったりします。

税金の安さも軽自動車税が年間10,800円、コンパクトカーが年34,500円と3分の1の安さです。重量税も7,600円対20,000~37,800円とこちらも3分の1から5分の1と断然安いです。

このように軽自動車の維持費の安さが際立ちます。コンパクトカーとの比較では年間で35,000~40,000円の差があります。さらに、コンパクトカーではなくミニバンとの比較では、年間で6~7万もの差額になります。

車両本体価格を比較すると、低燃費の面でライバル関係のハイブリッドカーより軽自動車の方が断然安いので、軽自動車がよく売れる理由になっています。低燃費で税金も安く、ハイブリッドカーより安い車という三拍子そろっている車のカテゴリーは軽自動車しかありません。

■査定額も高めなのが軽自動車のメリット

車を手放すときの査定額についても、人気があるためかなり優位なのが軽自動車の良いところです。新車から3年で売却した場合、新車価格の6割前後の買取査定額がつくことが多いようです。車検を2回経て7年目くらいで手放す時でも3割程度と、値落ちがゆるやかでリセールバリューが高いのが軽自動車の良い所です。

軽自動車を売る側の中古車店から見た場合、コンパクトカーと軽自動車を比較すると、軽自動車の方が人気があるため、価格が少し高くても売れる場合が多いので、軽自動車の仕入れに力を入れているショップが増えています。あるショップの経営者にお話を伺うと、「コンパクトカーを仕入れても売れ残ることがあるが、軽自動車はどんどん売れるから回転が速い。」とおっしゃってました。

多少高くても売れるということは、仕入れの現場でも人気があるため仕入れ値も高いということです。仕入れ値が高くても売れるので、多少高くても仕入れるということです。中古車販売店は業者間オークションで仕入れるので、軽自動車は多くの販売店の入札参加によって仕入れ値が高騰することになります。

つまり、リセールバリューが高い状態が維持されるということになります。なので同じ値段のコンパクトカーよりも手放すときの査定額が高いことが期待できるわけなのです。

ただし、軽自動車の耐久性については、それほど耐久性があるわけではありません。軽自動車は整備状況の良くない酷使された中古車が多く、車体の傷みやどこかしら故障している車両が多いという特徴があります。なので整備状況の良い車は評価が高いので、普段からの整備をよくやっておくことをおすすめします。耐久性については普通車に軍配があがりますので、売却を検討しているなら走行距離があまり増えないうちに売却をした方が良いでしょう。

軽自動車を売るなら、一括査定サイトで高く売るのが基本ですが、最初に軽自動車を専門に扱っている中古車店に行って査定をして高額査定を出してもらっておいて、その査定額を超えたら売るという作戦が良いでしょう。軽自動車が高く売れるのは査定する側もわかっているので、専門店の高額査定のさらに上乗せができる場合があります。

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