中古車を選ぶ際のチェック項目

中古車選びでの、現車のチェック項目集です。

■車両本体のチェック項目

・修復歴の有無
修復歴ありでも値段に納得していて、きちんと修理されているなら買いですが、通常は修復歴無しを選びましょう。修復歴ありなら、部位と修復状況を確認しましょう。

・走行距離
もしメーターを交換しているなら走行距離チェック済みかどうかを確認します。

・キズ、凹み、腐食、塗装の劣化
キズ、凹みは修理してもらえるのか、現状販売かを確認します。腐食や塗装の劣化があるなら状態を説明してもらいましょう。

・ガラスのキズ、ひび
ガラスのキズは走行中の振動で広がってひびになったり、ひびは放っておくと大きく成長して割れた状態になることがあるので入念にチェックしましょう。割れた状態になると交換に数万円かかります。

・ヘッドライト、テールランプのひび、破損、水滴
破損していると交換が必要です。また、水滴が内側についていたら水が入ったということで、冠水車の疑いが出てきますので入念にチェックしましょう。

・ドアの開閉、トランクやリアハッチの開閉
ドアがきちんと開閉するか、トランクやリアのハッチは開いたままの状態で止まるかもチェックします。ドアロックも確認します。

・電装系スイッチ類の作動チェック
パワーウインドウ、ウインカー、ハザードランプ、ヘッドライト、車幅灯、ワイパー類を動かして確認します。

・カーナビ、オーディオ類の確認
カーナビの作動が正常か確認します。リモコンの操作ができるか、音量調節などが問題なくできるかチェックします。ラジオへの切り替え方などの操作を教わっておきましょう。

・スマートキー
離れた場所から開閉を確認します。スペアキーがあるかどうかも確認しましょう。

・記録簿
記録簿があれば整備履歴がわかります。⇒関連記事「中古車選びでも売却する場合でも大切な記録簿について

・電動スライドドア、サンルーフ
オプションの電動ドアがあるなら電動で開閉するかどうか、故障がないかどうかを確認します。サンルーフの故障や水漏れがあると内装が傷みます。サンルーフを交換すると10万円単位のお金がかかります。

・エアコンの冷えと暖房
きちんと冷気・暖気が出るかどうか確認します。また臭いがないかをチェックしましょう。カビ臭があるならエアコン洗浄は相応のコストがかかる場合があります。

・タイヤの溝と劣化
溝の残りが何ミリくらいあるか確認します。5ミリ以上あればまだしばらく走れますが、2ミリ以下なら交換時期です。また、経年劣化でヒビ割れがある場合も交換を前提に費用の上乗せを考えなければなりません。
また、トランクルームにスペアタイヤが格納されているか確認します。ジャッキなどの工具類もそろっているか見ておきましょう。

■エンジンまわりのチェック項目

・ボンネットの開閉
エンジンルームチェックの際にボンネットの開閉がスムースにできるか確認します。

・エンジンがすぐにかかるか
エンジンの始動が一発でかかるかどうかが重要です。かかりにくいエンジンは問題ありです。

・アイドリングの安定
暖機運転後に脈動せずに一定の回転数で安定してアイドリングをしているかどうかを見ます。

・排気ガスの色
マフラーから出ている排気ガスが無色透明であることを見ます。白煙や黒煙が出ている車はNGです。

・エンジンやベルトの異音がないか
エンジンの異音は判断が難しいですので、お店の人におかしくないかを聞くか、展示場に同型車があれば2台のエンジン音を聞いて比較させてもらうようにします。同じ音ならまず大丈夫です。また、ベルトがキュルキュル鳴っているならベルトを交換してもらうように交渉しましょう。

・エンジンオイル、バッテリー液、その他のチェック
エンジンオイルの量と粘度、汚れ具合を見ます。バッテリー液、ブレーキ液、冷却水の液量を見ます。関連記事⇒「エンジンルームの日常点検項目は?各種液量を確認しましょう

以上、項目は多いですが、後悔のない納得のいく1台を見つけるために、チェックしておくべき項目です。お店の協力を得て確認していきましょう。販売店も、お客さんが不安を全部解消したら買っていただけるのはわかっていますので、協力していただいて気持ちよく確認作業を進めていきましょう。

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