出張査定ではいつまでに売ればよいか?査定額の有効期限は?

まず、査定金額の有効期限ですが、通常はその日一日だけ有効ということになります。場合により、交渉で数日までということになることもあります。中古車市場の相場は日々刻々と変化していますので、買取店としては相場が下がってしまうリスクを考えて、ギリギリの査定をした場合ほど、その日一日だけ、その場で即決の場合だけ、などと言って来ます。

いつ売るべきかについては、ズバリ、納得の査定金額になったときに売る、という単純明快な結論になります。

買取る側としても、できるだけ売却してもらおうとして高額査定を出そうと頑張ってくれているはずです。もし、複数の買取業者から相見積もりを集めている場合などは、買取店としても競合に勝つために限界までの金額の提示を一時的にしてくれる場合があります。その場合の有効期限は多くの場合、その場で即決してくれたらという条件をつけられて即決を迫られることもあります。

他の店にも査定してもらう予定がある場合などは即決できないということになり、チャンスを逃してしまうのではと不安になることもあります。もちろんチャンスを逃す恐怖をあおっているわけなので、即決をしないためには後述する売り手有利の方法をとることをおすすめします。

自分で持ち込み査定をしている場合、とりあえず決めてチャンスをつかまえておいて、結果的に他店で高額査定が出て、あとでキャンセルせざるをえないケースが出てきてしまいます。

このように、自分でいくつかの買取店を訪問して回るという方法は常に即決の判断となり、あとで回った店が最高額を出してくれたらどうしようという悩みがついて回ります。もし、即決を迫られないような査定であれば、その査定額は本気を出していない可能性が高いです。特に、相見積もりを集めているお客様が来店して、他店より高くする場合は取引条件として即決してくださいと言われることが多くなります。何店舗回っても即決を迫られないならまだまだ買取店側も余裕の範囲であるといえます。

これを避けるには自分で各店舗を訪問して回るのを避けた方が良いです。解決策として、ネット上で複数の店舗に一度に査定依頼をできる一括査定サイトを利用することをおすすめします。一括査定サイトならば、自宅など指定場所に次々に訪問してもらえますので、最後の業者の査定が終わるまで、結論を保留にしやすいというか、それが前提となるからです。買取店も他店との競合となることを前提としているので、(即決はいちおう言われますが、)当日または数日のように有効期限を伸ばしてもらえます。

「競合の他店にもこのあと査定してもらうことになっているので、即決はどうしてもできません。」と言えるのです。

このように、一括査定サイトは売り手であるあなたが有利な立場に立つことができるのです。

また、持ち込み査定ですぐに売ってもらえないお客様の場合、相場が下がったころに車を持ち込まれ、あの時の査定額で買ってほしいと言われる場合があり、すでに相場が下がっていたら買取れません。すると、あの時の金額でどうしても買ってほしいなどとゴネられたりしてトラブルになるケースがあるので、やはり低めの査定を出しておくということになりがちなのです。このように、いろいろな面で持ち込み査定は不利ということになります。

売る気がある場合は、納得する金額が出たら、即日、売るという態度を見せておけば、本気の査定合戦になります。やはり当日決めたいという業者側の都合もありますが、実際、相場は変動しているので、買い取ってすぐに業者間オークションに出品したいという時間との勝負をしている業者が多いのです。もし、相場が下がってしまうと業者の利益は減ってしまうため、早い場合は引き取った翌日にはもう業者オークションに出品している場合もあります。

まとめ。
「今日、納得いく査定額が出たら、今日売ります。」
という態度で、結論は引き延ばしても数日以内に売りましょう。長期戦は金額的には不利になる場合が多いです。

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