車の出張査定でチェックされるのはどんなところ?

車買取専門店の出張査定でチェックされるのは、車体、書類、車の使われ方を総合的に判断して、次のオーナーになる人が欲しくなる車か、つまり売れる車なのかどうかを見ていきます。

■車体におけるチェックポイント

・車種
車検証と照らし合わせて、正確な車種を判断します。稀ですが、オーナーが思いこんでいる車種と違う車種だったということがあります。買取店・査定員によって得意車種というものがあり、得意車種で状態が良いものは高額査定できることが多々あります。

・グレード
同じ車種でもグレードにより新車時の価格が全然違いますので、グレードの判断も重要な査定ポイントになります。車検証の型式、型式指定番号、類別区分番号と、装備を見て判断します。正確なグレード判定をしてより高額査定をしてもらえるよう、ハイグレードならアピールできる部分なので積極的に申告して確認してもらいましょう。

・年式
車検証に登録年月の記載があります。モデルチェンジやマイナーチェンジの時期によっては、旧型・新型と分かれますので、正確に確認すべきチェックポイントになります。

・ボディカラー
車種と年式により、色の濃さ、色合い、メタリック系などの違いにより人気・不人気があり、同じ色系でも買取価格が全然違うこともあります。塗装の状態や日焼けによる色あせなどもあわせて見ます。

・走行距離
走行距離と修復歴の有無が査定を決定付けると言ってもよく、走行距離が短いほど有利な査定になります。一般的によく言われるように、10万キロを超えると値段がほとんどつかないケースが増えますが、人気のハイブリッド車などは10万キロ超えでも相応の価格で取引される車種もあります。

・修復歴
車の骨格であるフレームまで変形し、フレーム修正した事故歴がある車を修復歴車といいます。修復歴は査定が大きく下がる要因になります。しかし修復歴車をあえて選ぶユーザー層もいるので、きちんと修理されていれば相応の価格で査定されます。修復歴を知っている場合はあえて申告した方が印象面で有利ですので、(隠してもバレると考えるべき)申告するべきものです。

・外装
傷やへこみは修理しておくべきかという問題がありますが、お金を使って修理しても、かけた金額分の査定アップは望めないことがあり、むしろそのままで査定を受けてしまった方が結果的に有利である場合があります。車は外を走るものである以上、傷やへこみはつきもので、それほど神経質に気にする必要はありません。もちろんキズは無いに越したことはありませんが、下手にタッチアップペイントなどで誤魔化そうとすると、仕上げが悪いとかえって目立つことがあり、何もしない方が良い場合もあります。引っかいた程度の線キズなどはコンパウンドで磨くと消える場合もありますが、そこはプロである査定員が消せると判断すれば、直してなくても査定を下げることなく結果オーライのことがあります。

・内装
車の使われ方にも含まれますが、内装の程度が良い車は丁寧に扱われていた証拠になりますので、査定がアップするポイントになります。タバコの焦げあとやヤニのついているガラスなどはマイナス査定になります。シートの状態、スイッチ類の動作確認などを行います。

・オプション
カーナビは付いているのが普通とも言えますので純正品・社外品の違いや、製品のグレードなどで判断します。サンルーフや電動スライドドアなど、プラス査定になるオプションは動作状態などをしっかりとチェックされます。その他のオプションパーツもただ付いていればよいわけではなく、全体の仕上げや見た目の印象が重要になります。ズバリ売れるかどうかをプロの見立てで判断するので査定員によって差が出る部分になります。

・臭い
タバコやペットの臭い、吐しゃ物や尿臭などは減額ポイントになります。気になる場合はシート丸洗いやスチーム洗浄、エアコンならエバポレーター交換や洗浄など、お金がかかりますが効果的なものがあります。(かけた金額以上を査定アップできるとは限りません。)

■書類のチェックポイント

・整備記録簿
点検整備を定期的に受けていると記録簿に記載されます。記録簿が定期的に点検していることの証明になるので、プラスポイントになります。

■車の使われ方

・内装の程度や臭い、洗車されているかどうかなど、次に乗る人が欲しいと思う状態かどうかを判断します。洗車はやはりしておくに越したことはありません。いつも手入れをして丁寧に扱われているという印象になるからです。内装のキズ・汚れや臭いも丁寧に扱われているかどうかの判断基準になります。

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